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すのこベッドにカビが生えた!?
専門店がおすすめするカビの予防と対策

タケオカ スタッフ:タケオカ
専門店がおすすめする、すのこのカビ予防と対策

“すのこベッドに黒い斑点が……。これってもしかしてカビ!?”
カビが生えてしまったすのこベッドで寝るのは抵抗がありますよね。カビは、そのまま放置しておくとさらに菌が増え、アレルギーの原因になることも。そのような状況にならないよう、今回はすのこベッドのカビ対策とお手入れ方法についてご紹介させていただきます。

目次

すのこにもカビができるってホント?

桐やヒノキなどの木材を使ったすのこは吸放湿性に優れ、自然のぬくもりを感じられる優しい雰囲気が魅力です。また、床と布団の間に空間を作ることで通気性を確保するため、カビが生えにくいイメージを持つかもしれません。
しかしながら、たとえ吸放湿効果の高い素材であっても、布団を敷いたままでは、すのこは吸い込んだ湿気を放出できません。そうして、布団とすのこの間に湿気がたまり、カビが生えてしまうのです。さらに高温多湿な日本はカビが発生しやすい環境にあるため、日々のお手入れでカビを予防することが大切です。

カビができやすい時期は?

カビが発生しやすい時期といえば、梅雨を真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、梅雨と並んで生えやすいのが、意外なことに冬なのだそう。
人は寝ている間にコップ1、2杯分の寝汗をかきます。夏はいつのまにか布団をかけずに寝ていることが多く、汗をかいても蒸発しますが、寒い冬は布団をしっかりかぶっているので、寝汗が布団やマットにこもってしまい、結果、その水分がカビの原因となるのです。

また、最近はインフルエンザ・ウイルス対策で加湿器を使う家庭が増えていますが、それによってカビを発生させる好環境を作っている可能性もあります。
このように、カビは年間を通して発生するため、それに応じてカビ対策も年中行う必要があります。

それでは、具体的なカビの予防法についてお伝えしていきましょう。

カビ予防の4つのポイント

カビの発生を予防するには、以下の4つのポイントを年間を通して行いましょう。



①布団をまめに干す

布団は毎日上げ下げして風に当てるのがオススメ
まず、すのこベッドから敷き布団、掛け布団を取り外して、すのこや布団が吸い込んだ湿気を放出できるようにします。特に子どもは大人よりも体温が高く寝汗をかきやすいので、お子さま用の布団は毎日上げ下げして風に当てるのがオススメです。



②寝室はこまめに換気する

部屋の空気は入れ替えはこまめに
窓を一カ所だけ開けたり、同じ壁面の窓を複数開けたりするだけでは、空気の流れが生まれず、効果的な換気ができません。対面に位置する窓やドアを開けて、風の通り道を作りましょう。5分程度開けておけば部屋の空気は入れ替わります。なるべく毎日行うのがポイントです。



③ 湿度計を置いて湿度をチェックする

湿度計を置いて湿度をチェック
近年、インフルエンザの感染予防のために加湿器を使用する家庭が増えてきました。一般的に、湿度50%を超えた空間では、インフルエンザウイルスの感染力は下がるといわれる一方で、カビにとっては好環境となります。最近は高気密な住宅やマンションが増えているので、湿度を計ってみると50%以上あることも。過剰に加湿してカビの原因を作らないためにも、湿度計で確認するのもよいでしょう。



④ 除湿マットの使用

除湿マットでカビ予防
これらを日々の生活に取り入れ、効果的にカビ予防を行いましょう。

できてしまったカビの除去方法は?

日頃のお手入れを行っていても、条件がそろうとカビが生えてしまうことも……。カビが生えてしまった時は、できるだけ早く、カビの付着度合いに合わせて除去しましょう。


【すのこ板表面のカビの落とし方】
① アルコール(エタノール)で拭き取り、天日干しして殺菌します。
※一度拭いたティッシュやタオルは使いまわさず、使い捨てをするほうが他に菌が移るのを防げます
お天気の良い日にしっかりと干すことで菌は死滅します。この時、長時間にわたって直射日光に当てると変色やひび割れの原因になるので気を付けましょう。

② 黒い斑点を目の細かいやすりやサンドペーパーで削り落とします。


【すのこの内部までカビが発生している場合】
① 市販の漂白剤(ハイターなど)やカビ取剤などを薄めの溶液(30倍程度)にして霧吹きでたっぷり染み込ませるようにすのこに直接吹き付けます。次に、真水を再び吹きかけて溶液を落とします。1 に、真水を再び吹きかけて溶液を落とします。
※薬品の中には有害な塩素ガスを発生するものもあるため、必ずベランダや屋外の駐車場など風通しのよい場所で行いましょう

② その後、陰干しをしてしっかり乾燥させ、目の細かいやすりやサンドペーパーで磨きます。
※仕上げに木工用ニスを推奨されているメーカーもありますが、アクリル樹脂のニス等種類によっては時間経過で黄変する場合もありますのでご留意ください


以上。
最近は”木材専用のカビ取りスプレー”をはじめとする、さまざまなカビ対策の便利グッズが出ていますので、よろしければご検討くださいませ。

まとめ

このように、日頃のひと手間と、カビを発見した時の早めの対処が、すのこベッドを長持ちさせる秘訣です。こまめに風を通して、湿気がたまらないように心がけましょう。

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