もっと知ってほしい!
寒くなると入りたくなる『こたつ』
リビングなど、みんなが集まるお部屋の中心に設置して、夏もローテーブルとして長く使いたいから、こだわりのこたつを見つけたいですよね。 当店で人気No.1の円形こたつをはじめ、家具の里で特に人気の国産こたつは、厚みがあり自然の木目が楽しめる天板や、どっしりとした安定感のある脚、そして高級感感じられる雰囲気などで人気を集めています。
そんな人気のこたつがどのように作られているのか、当店が取り扱う国産こたつを生産している工場へ、見学に行ってきました!
こたつっていったいどんな風に作られているのでしょうか?
いざ、工場見学へ!
やってきたのは、
香川県高松市!
高松では1つの工場で1から生産するのではなく、分業制で工場ごとの専門・得意を活かしながら1つのこたつを作り上げているそう。
今回伺ったのは、加工された木材をこたつの形にしていく工場や、塗装など仕上げをする工場など。 家具の里のオリジナルこたつを作ってくれている工場を含め、3ヶ所の工場にお邪魔してきました。
1つのこたつをつくるのに、
いろんな職人さんが関わっているんだね!
冬のリビングの顔、天板
冬のリビングの顔、天板
そのため、天板には細部にまで職人さんのこだわりが詰まっています。
まず最初は他の工場で突板加工された素材などを組み合わせ、私たちがよく目にする天板の形に仕上げていく工程を見学します。
1枚の天板を生み出す
コンビネーション
職人の手際の良さからは、長年培われた経験が感じられ、また次々と天板が完成していく様子は見応えがありますよ!
天板の中材はハチの巣の様なハニカム状の形をしています。
なぜ中材を入れるのかというと、一般的なフラッシュ構造にした場合、 内側に空洞ができるため、軽量だけど天板の場所によっては耐荷重が安定しません。 そのため空洞部分にハニカム状の資材を入れることで、 軽さもキープしつつ重たいものを乗せても安心の天板が出来上がるのです。
こたつは布団をセットするために天板の移動が多いので、軽くて丈夫な天板は使いやすくて安心ですね!
プレスに使われている木材は、なんと古くなったこたつの脚!
場所を変えて今でもこたつを支えているんだね!
プレスに使われている木材は、
なんと古くなったこたつの脚!
場所を変えて今でも
こたつを支えているんだね!
側面だって妥協しない。
こたつの天板にとって、側面のデザインも重要な個性の一つ。
今回の見学では、天板の表面だけでなく、側面にも美しい木目の板を丁寧に貼り付け、
どの角度から見ても美しい仕上がりを追求する工程を見せていただきました。
側面に板を貼ったあとは、はみ出した部分を丁寧にカットしていきます。
この作業は、慣れていないと天板の上部まで削ってしまうことも!?
細かな工程も職人さんの長年培われた経験が光ります。
こだわりはまだまだ続きます。
天板の角も美しく仕上げるため、側面の板は45度に斜めカットされているんです。
この細かな作業が、隅々まで美しい天板を作り上げるポイント。
職人さんのこだわりが、天板全体にしっかりと息づいているのを感じますね。
布団の下に隠れた、支えるやぐらづくり
布団の下に隠れた
支えるやぐらづくり
次はその「やぐら」の製造過程を覗いていきましょう!
まずはしっかりと、中心づくり
まずは、ヒーターが設置される真ん中の格子部分からスタート。 この組み立てには、部品がピタッとはまるための順番があるんだとか。
格子状に組まれたやぐらたちは、さらに次の工程へ。 フレーム材に隅木を取り付け、組み上げた格子としっかり合わせていきます。
ゆがみなし、
きれいに仕上げるひと手間
使用中や持ち上げて運ぶときに外れないよう、確実に固定させます。 形がいびつにならないように、L字定規を使って垂直をしっかり確認しながら、慎重にプレス機を操作をされていました。
L字定規をあてて角度を確認する目は真剣そのもの!
ひとつひとつのこたつへの想いを感じます。
L字定規をあてて角度を確認する目は
真剣そのもの!
ひとつひとつのこたつへの
想いを感じます。
こたつの隠れた個性、脚づくり
こたつの隠れた個性
脚づくり
天板とはまた違う、もう一つの注目ポイントである「脚」の製造工程を、今回は見せていただきました。
無垢の木材から脚を切り出します。
機械に木材を2本セットすると、あっという間に不要な部分がカットされていきました。 さらに、組み立てに欠かせないネジ穴や、使っていて便利な継脚用のネジ穴も同時にあけていきます。 脚ひとつとっても、組み立てやすさや使いやすさを考えた工夫が詰まっていますね。
天板のような平らな部分は機械で全体をいっきに研磨できますが、脚などの細かい部分には機械が入らないので、 職人さんがヤスリを使って手作業で磨き上げていました。 手作業ならではの細やかな仕上げが、脚の美しさをさらに際立たせます。
木の風合いを活かす塗装
木の風合いを活かす
塗装
仕上げで施しているウレタン塗装は、硬度、耐水、耐薬品性などの優れた特徴があり、木の風合いを活かした仕上がりにしています。 塗装を専門にする工場でその様子を見せていただきました。
研磨機で天板を整えます
両手を広げても届かない、大きな研磨機!
これだけ大きいと、大判こたつの天板でもきれいに仕上がりそう!
両手を広げても届かない、
大きな研磨機!
これだけ大きいと、大判こたつの天板でもきれいに仕上がりそう!
塗装はその時に必要なものを
まさに、職人さんの長年培われた知識や経験が光る瞬間ですね。
お届け前の最後の仕上げ
やぐらあるいは中天板にヒーターを取り付け、折れ脚こたつの場合は、脚もねじ止めしていきます。 また、コードを通すフックや天板固定ネジなど、こたつを使うのに便利な部品もセット。
すべての工程が終わったら、あとは梱包です! 二人がかりで手際よく、でも隅々までていねいに最後の確認をしながら進められます。
すべてが組み合わさって、見慣れたこたつに仕上がっていく様子は見ていてわくわくします。
ひとつひとつ、
丁寧に作られたこたつたち
今回は3箇所の工場を訪問し、こたつづくりの一部始終を皆さんにもご紹介しました。 各工程で、職人さんの細やかな技術とこだわりが詰まった高松のこたつは、まさに手仕事の温かみを感じさせてくれます。 この見学を通して、国産こたつの魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです。
今回ご紹介した工場で生産されているこたつは、下記からご覧いただけます。 ぜひみなさんにも、その品質を確かめながら、寒い冬をこたつで暖かく過ごして欲しいです。
動画でみる
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こたつ一覧
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オリジナル
こたつ天板 ブラックチェリー材 サイズ 120cm幅 商品詳細はこちら -
オリジナル
こたつ天板 ウォールナット材 サイズ 120cm幅 商品詳細はこちら -
人気No.1
円形こたつ天板 ナラ材 サイズ 90cm丸 商品詳細はこちら -
人気No.1
円形こたつ天板 ウォールナット材 サイズ 90cm丸 商品詳細はこちら -
美しい木目の
こたつ天板 ウォールナット材 サイズ 75cm角/105cm幅/120cm幅 商品詳細はこちら -
美しい木目の
こたつ天板 ナラ材 サイズ 75cm角/105cm幅/120cm幅 商品詳細はこちら -
120cmの大型
円形こたつ天板 ナラ材 サイズ 120cm丸 商品詳細はこちら
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120cmの大型
円形こたつ天板 ウォールナット材 サイズ 120cm丸 商品詳細はこちら
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八角形の
こたつ天板 タモ材 サイズ 100cm八角 商品詳細はこちら -
シンプルな
こたつ天板 タモ材 サイズ 120cm幅 商品詳細はこちら -
高級感ある
円形こたつ天板 ブラックチェリー材 サイズ 100cm丸 商品詳細はこちら
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1つのこたつをつくるのに、いろんな職人さんが関わっているんだね!