
天然素材ならではの独特の保温力があります。
冬は暖かく、夏は涼しく、そして何より優しい風合いが根強い人気です。
吸音性・染色性・吸湿性・汚れにくく汚れを落としやすい、難燃性・クッション性・保湿性などの優れた点は「ウールの七不思議」と言われています。
ホルムアルデヒドなどの物質を吸着して離さず、親水性が高いので、室内の湿度調整に優れています。
虫やカビに侵されやすいのが欠点ですが、防虫加工で解決します。

よりリーズナブルでカラフル。
ホコリを吸着しにくいので衛生的で、カビ・害虫、薬品・油などにもにも強いです。
耐久性が必要な歩行量の多い場所には擦り切れにくいので重宝します。
引っ張り強度は特に大きく、水に濡れてもその強度は変わりません。屈曲弾性・摩擦強度も格段に優れており、耐久力があるので、業務用途を中心に幅広く用いられています。
静電気を帯びやすい特徴を持ちますが、静電加工を施せば解決します。
また、毛玉が出来やすい(紡績糸の場合)、高温で軟化溶融、白いものは紫外線で黄変などの問題がありますが、加工段階で何かしらの解決法があります。
※紡績糸(ステーブル)・・・綿状の短い繊維を集めて撚りをかけ、長いひも状にした糸。使いはじめに遊び毛が出やすいですが、次第に少なくなります。

やわらかくて暖かいなど、ウールに似た風合いを手軽に楽しめる化学繊維です。
ふっくらとやわらかく、弾性や保湿性が高いのが特長です。
吸水性が少ないので水溶性の汚れが付着せず、帯電性も小さく、耐薬品性があり、カビや虫害も受けません。
鮮明な色合いが得られ、堅牢性が良く、摩擦にも強い素材です。

強度に優れ、繊維の中でもっとも軽く、酸・アルカリなど科学薬品に強く、カビなどのも抵抗力があります。
吸湿性がないので、濡れても乾きやすいですが、染料となじまいので「原着」という方法が取られています。
弾力性に乏しく、熱に弱く、堅い感触です。
※原着(現液着色)・・・繊維にする前の原料のうちに顔料を加えて着色。鮮明度はやや乏しいが、堅牢性に優れ、日光による色あせが少ないです。

摩擦に強く、シワになりにくく、形態安定性にすぐれています。
合成繊維の中でももっとも熱に強く、日光や薬品にも強く、カビや虫にも侵されず、吸湿性が少ないため乾きが早いです。